ラテン語を学んでみませんか?
最初の発音からはじめて、接続法まで、終えるコース。約一年で、大学の通常の一年間より、上の到達レベルをめざします。これを終えれば、格言、短い文章は、辞書ひきつつ読めます!テキストオリジナル。最初の頃は、何も買わなくてよいです。辞書も最初はオンラインでOKです。現在一名受講中。
受講料、¥1500/1h。 理想は、週一回90分(¥2250)を月4回~5回ですが、60分でもOKです。ラテン語は、やることがいくらでもあるので、気長にやるのもよいと思います。
自分は学びはじめたとき、先生に「(古典語は)近代語の倍はかかると思え!」と言われました。
これは一理あると思います。覚えることが次から次へ。受講者の希望(哲学、法律、音楽等)にあわせて、その時点で、読めるテクスト等用意しますので、その都度、「達成感」を味わいながら、学んでいきましょう。
ラテン語は、古典期とよばれる、2000年前の文法が規範となっています。そういうものを味わうと、歴史の厚みを感じます。英語は世界中で使われ、口語なので、すぐに文法や単語がかわります。目的格の関係代名詞、自分が学生の頃は、whomでしたが、今は簡略的になり主格と同じwhoでもOKです。ラテン語は50年、100年ではびくともしません。
ラテン語は文語中心なので、崩れが少ないのが一つの特徴です。不規則動詞も少ない。文法が体系的で例外が少ないので、美しいと呼ぶ人も多数います。(ロンブ・カトーなど)
「メルカリ」のネーミングがラテン語由来だと知っていましたか?
ラテン語の「mercor,ārī 購入する」に由来するそうです。(不定法なので、ラテン語としては、「メルカーリー」と発音します。)同時に、英語の語源の知識も身につきます。英語のmarket(市場)や、merchant(商人)のもとになった言葉です。
また文法が厳密なので、近代語にとりくむとやさしく感じます。これはラテン語をやるといやでも格を意識するせいだと思います。複雑な文法表を暗記するので、暗記がこわくなくなります。(暗記に慣れるといいますか。)ヨーロッパで古典語教育がさかんだったのも、暗記力強化もあったようです。人間は言語、文字によって考えることを学びました。
ラテン語はネイティブも試験もありません。悠久の言語の歴史にふれると、そんなものがちっぽけに思えてきます。
コメント